疾患は下図で示すように個体と環境、この2つの要因の相互作用で発病します。たとえば、先天性疾患などは環境の影響を受けることなしに、また逆に外傷などは、個体の健康状況がどうであろうと発病します。
一般的な疾患(カゼや生活習慣病など)は、その両者間に位置します。 |
一方、個々の疾患については個人の素因と環境の度合の重合により発現します。素因を多く持っている人は、軽微な環境の影響でも発現し、また、素因が少ない人は環境の影響の割合がより大きくなります。
アトピー性皮膚炎でいえば、以前はアトピー素因といわれた一握りの人だけが発病していたのに対し、環境の悪化に伴って、素因が少ない人でも発病してしまっているのが現状ではないでしょうか。このことが病気を治り難くし、また成人の発病を促しているとも考えられます。 |
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