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45歳女性です。数ヶ月前から更年期障害のようで、肩凝りや顔の紅潮、手足の冷えがあり、皮膚もかさつき、顔の色もくすんできました。治療について教えてください。 |
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ご質問のように更年期障害とは、加齢により卵巣機能が低下するのに伴って(女性ホルモンの分泌低下)出現する身体的、自律神経的異常であり、女性特有の老化現象ともいえます。症状としては、頭痛、肩凝り、脱力感、疲れやすい、イライラ、不眠、冷え性、多汗などの自律神経失調の自覚症状、顔面紅潮やくすみ、シミ、しわ、化粧ののりが悪い、肌のかさつき、手のひら、足の裏の亀裂や角質化といった種々の皮膚の症状も多くの人に見られます。これらの症状の程度や種類、持続時間は個人差が多分にあります。治療法に関してもさまざまで、それぞれの症状を緩和する方法が用いられています。具体的には精神安定剤や眠剤、頭痛剤、漢方薬、女性ホルモン投与などが自律神経失調の改善を目的として行われています。
一方、皮膚の症状(顔のくすみ、シミ、しわ)は更年期に伴い、紫外線や活性酸素の影響を受けやすくなっており、皮膚の老化に起因するものです。治療は抗酸化作用を持つビタミンCなどの内服や数種類の外用剤をそれぞれの症状にあわせて使用します。
また、プラセンタを用いるとより効果的な治療が行えます。これを定期的、継続的に投与します。プラセンタには各種の細胞賦活成分が含まれているため、コラーゲンの元である繊維芽細胞を活性化したり、黒いメラニンの産生を阻害したり、肌全体の細胞の新陳代謝を盛んにして若返りの効果があります。さらには肩凝り、のぼせ、疲れるなどの自律神経失調の改善には1回の投与でも速攻で効果が得られます。当院の投与は原則として注射ですが、注射が苦手な方やなかなか注射が受けられないという方にために内服薬(栄養補助食品)もあります。
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