Q |
(1) 手の甲に2から5ミリの茶色の小さな斑がたくさんあります。取れるのですか。 |
A |
これは老人性のイボの一例です。老人と名が付いていますが、若い方では20歳ぐらいから見られるもので、これがあるからといって、決してお年よりということはありません。ただ年をとるに伴ってほとんどの方に見られます。
ご質問のように小さいものが多発しているので、適切な除去法がなかったため、従来は積極的な治療は行いませんでしたが、レーザーですと一箇所につき約5秒くらいの照射で取ることができます。
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Q |
(2) 首の細かい糸状の皮膚の突起がいくつかあります。レーザー治療が可能ですか。 |
A |
これは「スキンタック」と呼ばれるもので、中年以降の皮膚の柔らかい女性に多く見られます。夏になると、襟や首に見えるので取りたいという方が多いものです。小さいものはハサミで切除できますが、やや大きくなると出血します。液状窒素で凍結除去することもありますが、この場合は、冷却温度がどうしても周辺皮膚に伝導しますので、除去後病変部よりもひと回り大きく跡が残るという欠点があります。
レーザーの場合は、照射部位だけにエネルギーが放出、吸収されるために周辺皮膚に影響が及ばないので、根本に照射するだけで済みます。
レーザーというと何かと恐いというイメージを受けるかもしれませんが、照射2時間前に麻酔シールを患部に張るため、麻酔注射の必要はなく、安全かつ痛みもありませんし、短時間で行えます。通常は1回の照射で完了しますが、多発している際や病変の深さによっては数回に分けて行うこともあります。照射後皮膚はピンクがかって再生し、徐々に目立たなくなりますが、どうしても個人差があることはご了解ください。 |
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