日本酒の甘辛


日本酒には甘口と辛口がある。最近では辛口が主流だが、甘口を好む人も少なくない。
 成分をみると、甘口は糖分が多く、酸の量は辛口に比べ少ない。辛口は、アルコール
度数が比較的高く、糖分が少なく、酸量が多い酒である。
 日本酒の造り分けは、仕込み配合の割合(米と麹と水との配合率)を変えたり、麹の
つくり方を変えたり、発酵の状態をコントロールしたりして調整している。
 日本酒の甘辛は、日本酒度計という比重計でその程度が示される。甘口の場合は比重
が高いので上に浮き、辛口は下に沈む。比重計は+と−の印と目盛りがあり−を示せば
甘口酒、+を示せば辛口酒となる。
 但し、口当たりとしては酸量にもよるのでわかりずらい。


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