日本酒の話
1.銘柄にこだわらず品質表示に強くなろう
2.日本酒の甘辛
3.日本酒の4タイプ
4.徳利と銚子の違いは?
5.味醂も日本酒?
6.精米と精白の違い?
7.酒樽の秘密
8.不思議な玉
9 . 新酒と古酒基準は?
10.おいしく飲める適温とは?
10月01日は『日本酒の日』
なぜ、『日本酒の日』?
まず、「酒」という漢字は作りの部分の「酉(とり)」は酒壷を表す象形文字。
それに液体を表す「さんずい」が付いている。
この「酉」は、十二支の酉の月は、10月の新穀の実る月であり、穫り入れた
新穀を使い酒造り始めたことから「酒の月」ともいわれた。そこで10月から
翌年の9月まで酒造年度とし、酒造りの元日である10月1日が『日本
酒の日』となった。
日本酒と健康
酒は「百薬の長」といわれるように、昔からさまざまな健康効果が説かれています。
「古事記」などでは、日本酒のことを「具志」とも記していたが、これは「くすし」「く
すり」に由来するもの。また、「酒」という言葉は「さかえ」「邪を避く」という音の転
化だともいわれています。
日本酒には700種類を越える成分が含まれている。ビタミンB1やB2をはじ
めとするビタミン類や、多くのミネラルが含み、肩こり、冷え性、血圧安定、偏頭痛、
ストレス解消、発がんを抑える効果なども確認されています。また、保温保湿効果
のある「アミノ酸」や「有機酸」、「グリセロール」などの成分や、肌荒れ予防効果の
ある「α―エチルグルコシド」、老化防止効果のある「フェルラ酸」も含まれているの
で、美容効果も期待されている。日本酒は適量飲酒であれば、健康と美容に効果
をもたらしてくれると言えるでしょう。