●5つの「ゆるみ」防止が、多くの危険を防止する。 (1)軸直角振動外力から発生する「ゆるみ」防止。 スカート加工部が、座面圧力分布を座面の外周側に移行させると同時に、円周方向の分布を均一にすることによって、軸直角振動外力から発生する「ゆるみ」を防止します。
(2)軸方向振動外力や急速繰り返し停止から発生する「ゆるみ」防止。 ナットの座面圧力が、座面外周側にまで分布しているので、座面摩擦抵抗モーメントが増大し、軸方向振動外力や、急速繰り返し停止から発生する「ゆるみ」も防止します。
(3)軸径が小さく、軸直角外力でボルトが傾くことにより発生する「ゆるみ」防止。 座面側ネジを一部カット(スカート加工という)しているので、ボルトの多少の傾きも吸収調整されるとともに、座面摩擦抵抗モーメントが増大し、「ゆるみ」を防止します。
(4)非回転による「ゆるみ」防止。 ボルトを締め付ける際、ネジを取った部分(スカート加工部)は縮み、逆にボルトは伸びることで、締め代が増大するので、へたりなど非回転による「ゆるみ」防止効果も生まれます。
(5)何回、着脱使用をしても、持続する「ゆるみ」防止。 ばね、接着剤など抵抗材を用いないので、何回着脱しても、「ゆるみ」防止効果は持続し、むしろその効果は高まることが確認されています。(データは後述の試験結果(2)による)
●余った時間とコストを、もっともっと安全のために。 (1)取付作業時の位置決めが簡単、作業性アップ。 座面側ネジの一部がカットされているので、取付け作業が簡単。座金も必要なく作業性はアップします。
(2)コストダウンに大きく貢献。 ナットの構造がシンプルで、そのうえ座金も必要ないので、コストダウンに大きく貢献します。
(3)リサイクルにも大きく貢献。 締結・分解が容易であり、ナット・ボルト・被締付け物ともに繰り返しの使用が可能なので、リサイクルにも大きく貢献します。 |